レース展望

　10月第2節は、第6回太田双葉CCカップ・ドラショップ開設7周年記念と銘打つ5日間のミドルシリーズ。
　V戦線を盛り上げそうなのは須藤博倫、中村尊の埼玉コンビ。両者とも今年はV3とコンスタントな活躍。水面的にも過去21優出V4と実績は十分。コースを問わない自在戦を中心にピンラッシュを目論む。級別勝負も兼ねるのが中村、現況は5点半ばとA1キープへは厳しい位置だが、持ち前のスタート力を駆使してペースアップを狙う。
　鳥居塚孝博、橋本久和、金児隆太、長谷川充、鹿島敏弘らの地元勢も気合は十分。地元戦ではエンジン勝率以上の走りをすることが多い鳥居塚。Vからは遠ざかっているが、久々の美酒へ自覚の運びに期待が集まる。地元連戦となるのが金児、調整やスタート勘などアドバンテージを生かして見せ場を作るか。5年前のGW以来の地元Vを目指す橋本も調整に力が入る。
　安達裕樹、永井源、都築正治、杉田篤光、今泉友吾らのA1勢も巧者揃い。特に安達は過去に7連続優出（V3）実績もあり、抜群の水面相性。直近2節は準優敗退が続いており、今回は6強入りへ闘志を燃やす。若手今泉のスピード戦も魅力。