6月の最終節は第58回サンケイスポーツ杯が5日間で開催される。
シリーズリーダーは今節ただ一人のSG覇者・岡崎恭裕だ。2010年の浜名湖オールスターでSG初優勝、GⅠ4Vの実績は抜けている。当地は約9年ぶりの参戦だが、16年2月に優勝し、同4月のGⅠダイヤモンドカップで準Vと相性はいい。
今年は4月の平和島V後に住之江GⅠでフライングを切るなどいい流れに乗り切れない印象だが、得意水面でリズムアップのきっかけをつかむ。
地元ベテランの柴田光の活躍も期待十分だ。25年後期勝率は今節の出場メンバー中トップの7.49をマークし、3期連続でA1級をキープ。2月の平和島Vを含め、今年もコンスタントに予選を突破している。
10月の津ダービーでのSG初出場を視野に、走り慣れた地元で白星を量産したいところ。25年ぶりの当地Vへ気迫の走りを披露する。
伏兵では、今年6度目の当地参戦となる25年の桐生フレッシュルーキー・長谷川晴哉に注目したい。25年前期勝率はB1級に降格したものの、すぐにA2級へ復活を決めた。
昨年4月の平和島に続く2度目のV奪取を目指し、果敢な攻めを繰り出す。
2月の戸田関東地区選手権でGⅠ初優出（2着）と奮闘した北山康介を筆頭に、永井源、吉永則雄らA1級レーサーの上位争いは必至。
GⅠ覇者で当地3Vの実績がある地元の橋本久和、当地でデビュー初優勝を含めて7Vの実績を誇る安田政彦らベテラン勢もシリーズを盛り上げる。

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